17時40分

婆ちゃんが死んだ


婆ちゃんの事は、ここ最近、あまり心良くは思っていないつもりだった


どんどん、小さくなって

身体中、チューブやコードだらけになってる姿を見ても

特に動揺なんてしていないハズだった


でも、母ちゃんから知らせを聞いた時から

胸がずっとドキドキしてる

時々息苦しくもなるし、涙まで滲んでくる


病院だって、数ヶ月ぶりに見舞いにいくような自分だったくせに

こんな風になるとは予想外で

自分が恨めしい。



きっと、介護から開放される事だけを、喜ぶんだと思っていたのに

自分に素直になるのが、今一番難しい事な気がする


とりあえず、明日のみんなの朝ごはんの為に、お米を研ぐ

ばあちゃんは、確か固めが好きだった