定食・丼・居酒屋　「今の店」　ＪＲ○○○子駅徒歩１２分

今が旬の厳選された食材を使って

その日仕入れた食材でメニューを決める


こんな店なら、最近良く耳にする

「今の店」の今はこの程度ではない

日替わり定食は分替わり定食

今日の丼は今の丼


今まさに注文が入ったその時に

創作したメニューを出してくれるのだ

だから友達数人と行って同じように今の麺を頼んでも

違う麺料理が出てきたりする


常に新しいものを作る訳ではない

その時ある食材で出来るものを作るから

冷蔵庫の中身によっては、先日食べたものと同じ物も出てくる

だからリクエストも出来ない訳ではない


ここまでメニューが定まらないのはやはり店主のこだわり

仕入れに行っても良いものが出る時もあれば

出ない時もある

それに釣り好きの仲間やご近所の農家が実家の方達が
いきなり食材を持ってきてくれたりする。

だから「今の店」なのだ

一歩進んだ冷蔵庫の余り物と言っても過言じゃないが

失礼だろう。

今の店には余る食材は殆ど無い

大抵はその日の内に使い切るそうだ

それは最小限の仕入れと、根強いファンのおかげか

ロスの少ない経営から出来る、驚きの低価格のなせる技かはわからない。


とにかく今出来るベストを常に考える

立ち止まらない姿勢

店主は言う

『伝統とか歴史とかより、今目の前に居るお客さんの美味しいが一番欲しいだけです』


今この瞬間、「今の店」の今が、生まれている。



※「今の店」は架空の店です。
こんな店あったら面白いなぁ、と思いながら書いてました
実際に探しに行ってもこんな店無いので探さないで下さい。